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イバコラム 2020年4月3日週報より

 農場を含め田舎にいるとコロナの実際の影響は大したことはないが、それでも日に日に伝わるニュース、変わる状況を見ていると自分の意識レベルも常に更新されているように思う。
 農場では学校の休校騒ぎが出た後の3月7日に経済救済受付と農場開放を発信した。(※FB参照)農場開放では以前にお伝えしたように何組かの親子が訪れて農場を楽しんでいった。しばらくすれば新学期で(再び休校になる可能性も大いにある)、農場で当初予定していた農場開放の期間も終わる。これからのことについて、今自分としては、当面は基本的に都内からの人の受け入れは控えた方が良いのではないかと考えている。

 農場にとって一番大事なこと、避けなければいけないことは農場スタッフが感染することだ。スタッフが一人でも感染すると、他の全スタッフも自宅謹慎になる。農場=自宅のいぇじんさんと羽田君は(自分が感染者自身でなければ)作業できるかもしれないが、僕や舟田君が自宅謹慎になってしまうと農場の生産活動はどうにも立ち行かなくなる。もちろん影響は生産活動だけでない。そう考えると、今都内から人を受け入れることにはかなり慎重にならなければならない。そしてその上で大事なことは、会員の生活を守ることだ。

 田舎(茨城県)にいると割とのんびりした空気を感じる。田舎は人口密度が低いし、そもそもイベント事などは少ない。畑も自分でやっていれば食料に困ることもない。そんな結果?危機意識がそこまで醸成されず?ロードサイドの飲食店にはよく客が入っている。
 しかし、都内はとんでもないことになっている(なっていく)のではないかと思う。仕事がなくなる人が続出するのではないかと。会社は普通、ほんの数ヶ月のキャッシュしか持っていない。つまり事業が止まればすぐ潰れるということだ。自分自身は田舎や農場のある種の恩恵を受けている訳だが、都市の衛星農場のスタッフとしては、こうした都会の現状を支えていかないと思う。

 当初に出した「経済救済受付」は基本的にそうした考えに基づいて出したもので、内容は「困っている人は割引するので申し出てください」というものだったが、それに加えて「滞納申告受付」も行いたい。こうしたことは、実際のところ、田舎にいる我々よりも会員さんそれぞれから意見をいただいた方が制度を作りやすい。ぜひ遠慮せずに、自分の状況をお伝えください。
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by kurashilabo | 2020-04-09 12:18 | 週報からの抜粋