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開拓日記 2016年5月7日

 今年の農場の米作りは開拓地でやることになっているのだが未だに先が見通せないままだ。農場のまわりの田はすでに田植えの真っ最中だというのに。

 今年は「農林48号」、通称ヨンパチという品種を使っている。栃木の篤農家の上野さんから分けていただいたものだ。コシヒカリは早生で8月の中旬には出穂してくるが、これは一か月くらい遅くなる。その分、分けつが多くとれる(と期待している)。農場の米作りは昔のスタイルなので仮に6月の頭に田植えして8月の下旬に出穂となると実質2カ月弱しか栄養成長する(分けつ)期間がない。これでは多少無理があるのではと思ったのである。

 しかしそもそも田植えまでたどりつけるのかどうか。今はそちらが問題。苗はまずまず育っているが、本田の方の段取りがつかない。湿地のところはトラクターも耕運機も入らないので小さめの(軽い)機械にカゴ車輪をつけて耕したり代掻きするしかない。しかしその手当がまだできていない。シノ竹が密生していたところはシノの根を崩さなければこれまたトラクターも耕運機も入らない。その部分はミニユンボ(3トンクラスの重機)で浅く掘り崩すしかないが、そのユンボも不調で動かせない。修理屋さんに頼んであるものの、連休が終わって部品を取り寄せていつになることやら。

 田には新しい草がどんどん、どんどん伸びてくる。しかしこれを刈るにしても機会を入れる直前でないと2度手間になる(また刈らなければならないので)。田は放棄されて長いので土砂が流れ込んで水平がとれていないところが沢山ある。これは土を移動しなければならないが一人ではどうにもならず農場総出でやるしかない。気持ちは焦るがニッチもサッチもいかない。

 イライラしても仕方ないので気持ちを切り替えて今は用水路沿いの作業通路を作っている。昨年作った水路は時々見回らなければならず、特に水の取入口は大雨のたびに点検しなければならない。そのたびに藪の中を行くのは大変だし、マムシも怖いので歩きやすい道を作っているのである。藪の中でコツコツと篠竹やアオキを切り倒しながら進んでいくしかないが、これはやった分成果が見えやすいので気分的には楽だ。
今日は快晴で気温も上がった。初夏である。で、またマムシである。(しかも僕らが田んぼを作っている場所で!)。連休中の三日間、「開拓地ツアー」で子ども連れも入れていたがその時でなくて良かった。ヤレヤレ。ちなみにマムシは真ムシということなのであろうか。日本の伝統的な動物分類ではヘビはムシの仲間で、ムシの中のムシという意味で真ムシという尊称をいただいているのかと思ったりする。ただマムシの名誉のために一言添えておくと、マムシは恐れられているが実はマムシに噛まれて死んだ人はほとんどいない。沖縄地方のハブとは毒のレベルが違う。むしろスズメバチの方が怖い。(毎年死ぬ人が出る)。

 ところで一昨日案内をしている道すがら子どもが一片の骨を拾った、かなり古いもので、それも10センチほどの小さなものながら明らかに獣骨である。場所からすればイノシシの骨だとは思うがしかしそんなところにイノシシの骨がある理由がわからない。昔、豚の骨抜き(枝肉から骨をとる)はずいぶんやったがこんな形の骨があったかどうか・・・。薄くなりつつある記憶をたどってみる。人の上腕骨の肘のところの頭のようにも見えてくる(昔、鍼灸をやっていたので多少骨格の知識あり)。そんなことがあるとは考えたくないが人骨の可能性も否定しきれない。(専門家が見れば即わかると思う。特徴のある骨)妄想は拡がって、その骨のあった場所はボクたちが切り拓く以前は下から歩いてくるとシノ竹にはばまれてもうこれ以上は進めなくなる丁度そのあたり。人を捨てたりするには格好の場所。人は近づくことないし。実際、この篠竹の奥に埋めてしまえば見つかることはない、ほぼ確実に。 スミマセン。妄想です。 S
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by kurashilabo | 2016-05-08 11:39 | 鈴木ふみきのコラム | Comments(0)