2011年 10月 15日
鶏舎の窓から
「高級○○地鶏○○円!!」のような商品コピーと比べると、随分湿っぽい事を書いていますが、鶏担当としての気持ちをこうして週報に載せてお届けできるのは良いコトだなぁと思います。「まがりなりにもプロなんだったらそんな事を言うか?」という意見もありそうですが、精神的な負担を一方に置き去りにして、自分たちはおいしいところだけいただく、というのが現代社会の闇の部分だと思うのでそこにはきちんと対抗したい。そういう訳なので、気持ちはすっきりせずなんだかモヤモヤしながら、そして感謝していただく、というのが正しい姿勢だと思います。まぁ、食べれば美味しいですからね。ちなみに、歴史的には野鳥の時代から何千年とかけて馴化して、ようやくこんなにおいしい鶏を食べられる時代になった訳ですから、人類の歴史の総体からみれば、「何をそんな事でぶつくさ言ってるんだ、ありがたく食え」と怒られそうですが。
(2011.10.14)
イバ