2011年 07月 09日
田中優さんの講演会に行きました
田中優さんは、エネルギー問題、環境、経済、平和など、さまざまなNGO活動に関わっている人だ。
話の内容は多岐にわたり、福島の被災地のこと、電力会社の儲けのしくみ、放射能にどう気をつけて過ごせばいいか、脱原発を可能にする方法などを、自身の検証したデータを元にどんどんと語ってくれた。
ひとつ紹介すると、電力会社の収入は私たちが支払っている電気料金だが、電力会社は電気を供給するためにかかった総経費に3%の利益をのせてそれを電気料金という形で回収してよいということが法律で決まっているらしい。
これはどういうことかというと、経費をかければかけるだけ利益が増すということだ。
だから、原発をばんばん建てるし、一度も稼働していない高速増殖炉もんじゅの存在が容認され、広告宣伝費も経費だから、マスメディア業界にもどんどんお金を流して、原発推進に都合の悪い情報を流させないようにしている。私は東電にお金をはらって電気を使わせていただく仕組みに対して辟易としてしまった。
最近、農場内で自然エネルギーによる自家発電の仕組みをどうやったら導入できるか、ということを少しずつだが真剣に考えている。
私は空想する。木質燃料発電所、小型水力発電所、太陽光発電所がやさとにたくさんできて、自然エネルギーと自家発電で暮らせる日がくることを。
(姜)