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にわとり紀行inバリ

友人の結婚式のバリでのこと。深夜1時に現地の空港に着き、ホテル移動などもろもろ済ませて3時頃ようやく寝入る頃、どこからともなく聞き慣れたあの声が聞こえてくるではないか!

そう、ニワトリだ!そうだった、うっかりしていた!

仕事のバタバタで結婚式の準備も半端に飛んできたため何も思い巡らせていなかったが、東南アジアと言えばニワトリが祖先、セキショクヤケイの発祥の地だ。ホテルがあるような住宅地(リゾート地ではない)でも、いや住宅地だからこそ、当たり前のようにニワトリがいる。そんなヒトとニワトリの身近な暮らしがここにはある!なんて素敵なことだろう!ちょっとちょっと、もうマッサージもマングローブもサンゴもショッピングもそんな事は、ど・う・で・も・い・い!!(さすがに式は重要)俺にニワトリを見せてくれ!!!

翌日からの鶏探検。名古屋コーチンに似たようなものや(写真①)、チャボを一回り大きくしたようなもの、軍鶏のようにすらっとしたものなど、色んなニワトリがどこにでもいる(一応人に飼われている)。鳴き声は(個体差があると思うが概してよく聞こえたのは)、日本のように語尾を伸ばさず「コケコッコ!」と歯切れがいい。「あぁ、これが本場の鳴き方か☆」などと訳の分からない事にいちいち大興奮。

農村部では田んぼの中や畦を歩く鶏の姿もちらほら見られた(写真②)。きっと日本の江戸~戦前期的な飼われ方(?)なのだろう。各家庭に4~5羽いて、それが庭やら道やらをテキトーにうろうろしている。毎日夜明けを告げ、卵を2~3個産んでくれる。別に人に媚びるわけでもなく、俺たち好きに生きてるんだぜ、と言いながらもちゃっかりいつも人の傍にいるニワトリたち。なんて愛らしいやつらだ。常夏の島でもその美しくも暑そうな羽を誇らしげに蓄えながら、その雄姿を僕に魅せつけるのであった。

お土産に購入した埃取り(写真③)。鶏の羽でできている。現地人用の雑貨店で購入したため、日常的に使われている模様。

イバ 
by kurashilabo | 2011-07-02 09:29 | 週報からの抜粋