2011年 05月 24日
『幸せの経済学』やさと上映会終了

5月22日、『幸せの経済学』というドキュメンタリー映画を農場横の旧給食センターにて上映しました。
今回、映画の上映会場に選んだ旧給食センターは、八郷のお豆腐屋さんが現在持ち主なのですが、10年近く使われることなく、かなり荒れている状態でした。私たちは、建物の周りの草刈、会場にする元調理室と託児スペースにするための和室、トイレなどを2週間ほどかけて片付け&大掃除しました。
電気も水もきていないので、農場から電気をひっぱったり、水を汲んで運んだり、昼間に映画を見るので窓をすべてダンボールでふさいだり、大掛かりな作業となりました。でも、徐々にイベント会場らしくなっていくとどんどんワクワクしてきました。

そして、映画上映会当日は、私たちの予想を上回る参加者が集まり、立ち見もでるほどとなりました。
この映画は、インド北部のラダックという村が、10年くらいの期間で急速に近代化していくことで、人の心や社会に大きな影を落としていく様子を描いた『懐かしい未来』の続編として作られた映画で、世界がグローバル化したことによる弊害と、地域の文化や伝統、暮らし方(経済)を守ることの大切さを訴えているものです。映画そのものは60分程度のもので、映画を見るだけでなく、そのあとワークショップを行って、実際のやさとにおけるローカルアクションの一提案として、「やさとにカフェをつくったら??」というテーマでグループごとに話し合ってもらいました。

初めて会った人同士のワークショップは少し緊張感がありましたが、みなさん積極的で、どんどんアイディアを出したり情報を交換し合って楽しい時間となりました。
日替わりカフェ、サロンとか公民館みたいな機能、情報掲示板、移動カフェ、地域のおもしろマップ作り、お年寄りの知恵を教えてもらう場・・・etc
「こういった場があったらいいなー」という、みんなの希望を発信しあって共有する時間はワクワクします。このアイディアの中からひとつでも実現できたら嬉しいです。

今後も「やさとにコミュニティカフェを作る」という夢を持って、集まりあう場を継続していきたいなーと思います。
文:やさとにカフェを作ろう実行委員会 いぇじん

