2010年 06月 18日
新月の夜にツリーハウスと「ひかりえ」
入梅を控えて心配されたお天気も問題なく、ちゃくちゃくとツリーハウスは完成に近づきつつあります。

そんなツリーハウスのデッキを客席にネイティブ・アメリカンのシャイアン族に伝わる神聖なメディスンストーリー「ジャンピングマウス」というお話を聞きました。
4メートル×4メートルの白い布に物語のイメージが刺繍されていて、その布に後ろから光をあてます。するととても幻想的な光のアートが映し出されます。

その布の前でストーリーテラーの古屋和子さんが物語を語り、のなかかつみさんのインディアンフルートとドラムを演奏します。のなかさんの奏でる音が物語をより深く階層的にイメージさせる役割を果たしていました。
本来こういったお話は口承伝承されてきたもので、語られることで生きるものだから、ネイティブではない人間が翻訳し文字として残すことがはばかれた・・・ということを古屋さんが語っていましたが、日本語という言語であっても、語り手の抑揚、幻想的なひかりえ、インディアンフルートとドラム、焚き火のはぜる音、虫やかえるの鳴き声などが相まってさまざまなイメージが頭を駆け抜けました。

2月から建築がはじまったツリーハウスですが、ついに来月完成します。
今後は今回のひかりえのように、ツリーハウスを使ったさまざまな催しができそうだとワクワクしています。
Yejin