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やかまし村 盆景×農体験 レポート

自然と暮らしと文化の繋がりを感じる
~盆景作りを通して、自分の森を創造しよう!~
報告レポート


濃淡眩い緑のグラデーション、たわわに咲く淡い藤の花々、練習最中のホトトギスの鳴き声、各所で始まる田植えの光景・・・穏やかで清々しいGW終盤、盆景イベント第2弾を開催しました。

第1弾ではやさとの土を使い、陶器鉢を作成。
今回はその鉢に、やさとの自然からいただいた材料で、雄大な自然を描き出す盆景の製作です。
古くからやさと地区の信仰の中心となってきた薬師如来様を尋ねる散策コースに向かいました。
柔らかな風が心地よい絶好のハイキング日和の中、みんなで足元の苔や山野草を探しながらのお散歩です。いつもとは少し違うところに目を向けること、意識していなかったものを観察することで今まで気付かなかったことや新しい世界が広がっていたりします。落ち葉や、どんぐりや、大地から飛び出る新芽にみんな興味深々で、改めて“自然”の多様性と奥深さを体感するお散歩でした。

夜は森林組合で働くまささんと、農場スタッフのいばさんから、やさとで働き、住んでいて感じる里山のことについてお話をいただき、みんなで「これから残していきたい里山」をイメージ図にしてみました。
漠然としたイメージや、メディアからの情報と、実際にやさとの里山を見て歩いて感じたこと。
都会で暮らしていると一見関係ないような、私達の日常生活と里山との繋がりや影響・・・きれいなところだけを見るのではなく、背景や課題、現状を含めて各々の考えを膨らませ、盆景で描き出すイメージを膨らませるべく、理想の里山アイデアを共有しました。
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2日目午前中の農作業では、女性参加者が多い中、華やかな開墾作業です。
今まで持つことがなかった鍬の使い方を教わり、慣れない腕と腰をめいっぱい動かしての力仕事です。
本当に泥臭く、汗臭く、地味で大変でたいへんで・・・私たちが普段何気なく食べている野菜も、このような過程を経ていることを体感することで、それに関わる人と、与えてくれる自然の恵みに、感謝と尊敬と誇りを感じます。
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お昼にはお芋のポタージュと農場特産ハンバーガー♪
農場産小麦のもっちりパン、大切に愛情いっぱいに育てられた豚肉パティ、朝採れ卵、瑞々しい野菜をたっぷり挟んで頬張ります!仲間と共有すること、協力して作業をすること、自然と向き合い、そこから食べるものをいただくこと、そんな中で生かされているという幸せを実感する瞬間です!
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いよいよ昨日とってきた苔で盆景製作です。
健気に逞しく生きる小さな小さな苔や山野草の表情を見て、「風景」という大きな自然の姿を、思い思いに創りあげることができました。手で、土や植物の感触を丁寧に感じながら、小さな鉢に少しずつ移植していく作業はとても繊細で、みんな夢中で"自分"と"自然"と向き合います。個性満開の完成した盆景は、季節の移ろいと共に変化を遂げて成長していくことが楽しみです。
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ものも情報も早く簡単に便利に手に入る現代ですが、視点を変えることやものの見方を変えること、目の前にあるものを活用して創り出すこと、自分で探して体験して実感すること、そんな中で自身の価値観や判断基準をしっかり持ち、これからの生き方を選択していける人が増えることで、より豊かで素敵な、わくわくする未来となることが楽しみです♪

私達の暮らしには、自然という土台があり、その中でさまざまな繋がりや感動、楽しみが生まれていること、生み出すことができるということに、喜びと幸せを感じた2日間でした。

村長 井口 恵
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by kurashilabo | 2013-05-30 17:12 | レポート(報告) | Comments(0)

憲法のこと②

 現在の政局はあの東京都の暴走老人に引きづられてきた気がしている。東京都が尖閣諸島を購入するという話が出た時、何で今という疑問ばかりでさっぱりわからなかった。東京都と遠く離れた尖閣とにどういう関係があるというのか、それがどう都民の利益となるのか、どう考えてもわからない。東京都民の皆様は納得しているのだろうか、何の反発もないところをみると了解しているようだけれどもと。しかし一連の流れを見てきて「暴走老人にしてやられたり」と思ったのである。彼がどこまで先を読んでいたかは分からないが、老獪な政治家であるから結局のところ日本国が買い取ることになり、それに中国が反発し、それがまた国内のナショナリズムを刺激して安全保障や国防の議論になる程度のことは十分予測できていたはずだ。現実に尖閣をめぐって日中間が緊張し、限定的な軍事衝突までささやかれる過程で、それまで日本の社会を覆っていた「反原発」の空気は急速に退潮し憲法改正、自衛隊の国防軍化を唱える安部政権が出現することとなった。

 以後私たちは「帝国」中国を日常的に意識せざるをえなくなった。そして当然ながらそれは憲法改正の気分を後押しする。「社会主義市場経済」という訳のわからない体制で高度経済成長を続ける13億の大国はそれだけでも脅威であるのに、それが夜郎自大な「帝国」であったならこれは大変やっかいなことになる。考えてみれば中国は世界大戦以後も国共内戦を戦い、朝鮮戦争を戦い、中越戦争もやり、ロシアとも国境をめぐって戦っていて、常に軍事体制にある国であった。更にいえば中国の日本に対する反発は現在の「反日教育」もさることながら、日清戦争日中戦争以来の大変根深いもので相互理解、友好は絶望的に難しい。「帝国」中国という外圧、北の方には相変わらず極東進出を繰り返すロシア、経済発展目覚ましい韓国、不安定要因の北朝鮮…。

 ボクと憲法が生きてきた戦後という時代は日本近代史の中で「外圧」を意識しないでいられた稀有な、エアポケットのような期間であったと思う。むろんそれは東西冷戦構造の下、アメリカの政治的軍事傘の下に入ることで可能になっていたことではあるけれども。そういう時代が終わった。日本近代史を普通に読めばそれは「外圧」にどう立ち向かうかということを基軸に動いてきたと言っていいだろう。そもそも明治維新はイギリス、ロシア、アメリカなどの「外圧」がもたらしたもので(中国のように植民地化されるかもしれないという恐怖心)江戸社会が賞味期限切れになったからではない。「外圧」を恐れながらしゃにむに日本を文化文政時代の「豊かで」「ゆるゆるとした」「地方分権」の世から(それでは列強に立ち向かえないから)タイトで中央集権的な富国強兵の国民国家へと作り変えた。それが明治維新だ。その後は世界の「1等国」(欧米列強と同じポジション)を目指し、朝鮮半島の覇権をめぐって日清、日露戦争を戦い、第1次世界大戦で欧州が疲弊している間にも国力を蓄え、昭和になってからはソ連を念頭に旧満州に展開した。その後は日中戦争の泥沼にはまり、アメリカ、イギリス等の「外圧」に直面して太平洋戦争に突入していくことになる訳である。この一連の行動にどれだけ領土的野心があったのかはわからない。しかしそれ以上にそこに一貫してあるのは外圧に対する構えだ。(安全保障と植民地化は一体のものだった)

 かような戦前期日本に比して、戦後は東西冷戦構造となり、敗戦国日本はアメリカの政治的軍事的属国化したが故に、一転して全く外圧を意識しないでいられるようになった。敗戦ということ、冷戦構造という世界の枠組み、外圧を想定しなくてよい。ボクが生まれ憲法が生み落とされた政治空間はこのようなものである。戦後レジームが解体したというのはこの基本の枠組みがなくなったということである。 S
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by kurashilabo | 2013-05-25 13:51 | 鈴木ふみきのコラム | Comments(0)

憲法のこと①

 4月の下旬に風邪をひいて、それがグズグズと長引き、風邪のタチが悪いのか、自分の身体がそもそも衰えているのか一向にすっきりしない。いや、風邪の前だってスッキリ快調だった訳ではないのだからこんなところが基準値と見極めるべきなのか。身体が不快な時は頭もどんどんネガティブになっていき、いやなことばかり思い出されて(不都合な真実)オレの人生は真っ暗クラだと思えてくる。折しも連休で、野山は緑にわきたち人々は浮かれているのにオレはウツウツだ。新聞開けば憲法がどうのこうのと騒いでいる。憲法を変えてしまうのだろうか。ウツウツの頭で憲法憲法という新聞を読んでいたらどういう脈絡かわからないが「オレがずっとプータローで結局成熟できなかったのは憲法のせいだ」という訳のわからない言葉が浮かんだ。そして自分の頭の中では「そうだったのか」と納得する気持ちもあったのである。そんな言い方されたら憲法も立つ瀬がないだろうけれども。

 こんなところで憲法談議をしても仕方ないし、そもそも憲法をきちんと読んだこともなく、憲法について考えてきた訳でもないので無知をさらけ出すようなものだが以後、憲法が気になって仕方ない。これを言うと自分の年齢がバレてしまうが(不都合な真実!)現行憲法が施行されたのは1947年5月だがその年の2月にボクは生まれている。ボクと憲法は同じ時代を生き、同じ空気を吸ってきた。その歴史的因縁を今まで考えたことはほとんどなかった。それがここにきて改憲という成り行きとなり、何やら自分の人生に口を出されているような気分になってきた。暗黙の前提としてあった人生の枠組みがゆさぶられているような気分。考えざるをえないのである。

 今の政治状況には何やら不気味なものがある。安部政権の支持率が60何%とか自民党の支持率が40何%とか、改憲勢力が3分の2を越えているとか、それらは確かに考えさせられる数字だが必ずしもそのことではない。今までの政治のトレンドはあっちに行ったりこっちに来たりしてきたからそれ自体は驚くことではないのかもしれない。しかし今回の状況は今までのような政治の揺れではない気がする。政治の根本にある気分が変わった。もっとしっかりしたもの、骨太で本音のことば、民主党政治のようなチャラチャラした青くささと反対のもの、近代的知性でなくわかり易さ。理念ではなくリアルな現実。改憲をこのような空気の中で論じるのは危険である。憲法の立憲主義や平和主義、人権思想等々は人類の(というより西欧近代の)叡智ではあるのだろう。しかしそれは高邁である分だけ青くさくもあり、丁寧に扱わなければならない性質のものだ。しかしそのような丁寧に考えるということ自体がうっとうしがられているのである。

 安部総理はかねてより改憲を中心とした戦後レジームの清算を提唱している。しかしむしろそれは逆で、戦後レジームがすでに解体しているために改憲が可能になったというのが本当のところではないかと思う。改憲は戦後一貫して保守イデオロギーとしてあった訳だが、それが人々の気分に届き、「それもありかも」となったのはそんなに古いことではない。戦後レジームではもう状況に対応できないという歴史的現実があり、そのなんとなくの気分が改憲を押している。根本的な変革が必要だという気分はほんの数年前には民主党政権を誕生させたが、それへの失望もあってか同じ気分が改憲へと向かっている。そんな気がする。その気分がどこから来たのか戦後レジームの解体とは何か、そこをよく考えてみなければならない。

 改憲は実行されるだろう。参院選後の3年間の自民党政権によって。これだけ騒いで実行されなければ安部
政権はもたないから。護憲とか9条を守れとか、反対はむろんあるが、そのような戦後的価値ではもう改憲を押しとどめることはできない。残念ながら。戦後レジームが問われている時に戦後的価値や振る舞いでは抗えない。ではどうするのかと言われても、何もない。 S
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by kurashilabo | 2013-05-18 13:47 | 鈴木ふみきのコラム | Comments(0)

星フル☆露天風呂作り ~第2回報告~

晴天に恵まれたGW前半、農場では露天風呂作りの2回目が行われました。その様子をレポート☆(イバ)


今回もおなじみ、小芝居からスタート。みんな作業の説明をしてると思って聞いてたのに、急に芝居に切り替わってビックリ、笑ってました。今回はシキウスに加え、イシウスも古代ローマから(?)風呂の建設のためにタイムスリップしてきましたよ。
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3班に分かれての作業。
このチームは風呂釜を設置するための基礎打ちと釜の保温加工。今回の風呂は、釜はゴエモン用の釜を使いますが、直火ではなく、沸かしたお湯を入れる方式なので、冷めない工夫が必要なのです。
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そして、そのお湯を沸かすボイラー(タンク)を設置するために、こちらも基礎打ち作業です。
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最後の班は、見ちゃイヤ~ンの竹垣を作ります。ちゃんと覗ける隙間ができたのかどうか!?
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2日間かけて(両日とも大幅に予定時間を延ばしながら)それぞれ予定してた所まで出来ました!
ちなみに前回、夜に入った仮設のゴエモン風呂、今回は匿名のアンケート(小学校でよくやらされた?顔を伏せて手を挙げるやつ)にて1対9の圧倒的多数により、近所のお風呂に入りに行きました★
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最後に、周辺の景観作りとして、モミジとハナミズキを植えました。大きくなったら四季を通して楽しめます。
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完成したそれぞれを背景に記念撮影。イシウスは初日で帰ったのでいませんが、すごい活躍ぶりでした。
技師のみんなもどうもありがとう!
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次回、第3回目は6月1日(土)、2日(日)の2日間!

今回作った釜を設置して、タンクでお湯を沸かして、配管はどうにかして、とりあえずここで露天風呂に入る予定です!

&ウッドデッキ作りも始めます。やさとの木を使って、製材してもらう所からやる予定!


完成までまだまだ楽しめるので、興味がある方はぜひご参加ください。有望な浴場建設技師の参加を求ム!!参加申し込みはこちらから!(概要は別途。とりあえず参加費は2日で7,000円です)
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by kurashilabo | 2013-05-02 17:49 | (露天風呂作りまとめ) | Comments(0)