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ふみきコラム 放射能のこと

「放射能、大丈夫?」と聞かれた時、「ここは規制値より全然低いから心配いりません。」と言わなければならない。言わなければならないのだが、それがうまく言えない。この言い方はやっぱりどこかおかしい。使えない。

くり返しになるが「規制値以下は安全」は「規制値以上は危険」ということになる訳だが、実際はそんなラインはなく、よく分かっていないグレーゾーンが幅広くあるだけだ。
またリスクはその人の条件により全く違っていて、妊婦や幼児は心配した方がいいし、逆にちょっとさみしいけど生殖予定もなく、この後何年生きるかわからないトシヨリがアタフタするのはどう考えても損失ばかりが大きく、全然合理的でない。規制値は社会不安を抑えたり、流通をコントロールしたり、補償の目安として「政治的に」必要なだけで、安全危険の指標ではない。
私たちが使える論理ではない。
私たちはやはり「放射能はどんなレベルであれ危険因子であり、そのリスクはむろん放射能レベルが高くなれば増大するが、それ以上に、その人の条件によって全く違う。実際のリスクは実はよくわかっていない。」と正しく言わなければならない。

また、「安全はタダではない。その安全を得るための自分の人生上のコスト、社会のコストも考えてみるべきだろう。」とアドバイスしてもいいかもしれない。嫌味だけど。しかしここで言いたいのはそのことではない。「規制値以下だから安全です」という論理は実は農薬問題に際して業界や農水省が使っていたのであって、有機農業界は(そういうものがあるとして)「それでも…複合汚染とか…」と言ってきたはず。放射能だからといって、どうして手の平を返すようにそんな論理が使えようか。しかしまぁ、ここで言いたいのはそのことでもない。

フクシマ第一の周辺には種を播くことができないだけでなく、居住さえ許されず追い立てられている人が沢山いる。そのまわりには種まくことを禁止された人たちがまた沢山いる。そのまたまわりには作付けしても規制値にひっかかって出荷できずに泣く泣く廃棄している人たちがいる。廃業を考えている(有機)農業者も少なからずいるはずだ。それは彼らの責任ではないし、彼らにはどうしようもないことだ。そういう人が大勢いる時に、「ウチは規制値以下でヨカッタネ」とはやはり言いにくい。「ウチのは安全です」とは言えない。それが人情というものだろう、と言いたい訳ではない。(少し言いたい。)

北関東から南東北一帯は多かれ少なかれ汚染されてしまったのであり、みんな一蓮托生であってその地域ではもう安全を売ることなどできなくなってしまったのである。少なくとも何年かは。「規制値以下だから安全です」と言ったところで、そんなに安全にこだわるなら関西方面のものを食べた方がもっと安全に決まってるじゃないか、ということになる。多かれ少なかれ安全ではなくなった、それが現実なんだから。そこから考えるしかない。多少なりと放射能に汚染されてしまったけれど、茨城もフクシマも捨てないでやっていくとしたら、(そこで生きていくとしたら)、できるだけ、できるとこまで、そこのものを普通に食べていくしかない。それが結局、失うものが少ないという意味で社会的に最もローコストであり、最も身近な震災支援なんだと言っていくしかないのではないか。こんな口上で客が増やせるとは思えないけれど。S
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by kurashilabo | 2011-04-30 19:25 | 鈴木ふみきのコラム | Comments(0)

「つながり」

今更ですが有機JAS認証という制度。
これまで生産者の自己申告的「無農薬有機」だったものに基準を設け、消費者にとっては分かりやすく、また生産者にとってもきちんと基準を守った生産者が公正に評価され、それをもって有機農産物を広めよう、というもの。

しかし、本当にそうだろうか?(物事は斜めから見ればいくらでも見られるので品のない発言は避けたいが。)こうした制度が「消費者-生産者」の関係の中で作られるとは考えにくい。私たちのような小規模の有機農家(やさとでも有機農家はみな家族単位が標準)と個人消費者や、生協などを結ぶ程度の話で、わざわざこうした制度を作る必要性はない。

言い方は悪いが、裏にもっと大きなものがある、と考えるのが普通である。有機食品関連の市場というのは4000億円とも言われ、その8割が輸入である。この制度が誰のためにあるのか、少し考えれば見えてきそうな気もする。それが証拠に(かは分からないが)いわゆる私たちのような有機農家はほとんど誰も認証を取っていない。取らなくても、消費者の方は僕たちがどのように野菜を作り育て、どういう思いを持っていて、どういう困難さがあるか、そういう理解の上につながっている。だから認証などを取る必要がないのである。(認証取得のための膨大な資料作成の手間や、使用が認められている薬もある、ということもあるかもしれないが。)

仮に「大規模有機農業」という言葉があるとしたら、なんと矛盾に満ちた言葉なのだろうと不審に感じるだろう。しかし有機JASこそ大規模有機農業には向いているのかもしれない。いわゆる「安全」というものにだけ目を向ければ理にかなっているからである。

しかし、例えばアメリカ産有機野菜と、裏のじいちゃんが苦労してやむ無く薬を使って育てた(事を僕が知っている)野菜があるなら自分は後者をとりたい。もはや安全とは言えなくなった今、これまで安全の影に遠慮がちに隠れていた「つながり」がより大切になってくるのではないかと感じる今日この頃。

イバ
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by kurashilabo | 2011-04-30 18:29 | 週報からの抜粋 | Comments(0)

5月14-15日 「縄文ハウス」を造ろう!~女性も住める快適竪穴式住居~

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 やかまし村建設プロジェクト Vol4

 5月14-15日 「縄文ハウス」を造ろう!
        ~女性も住める快適竪穴式住居~   

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茨城県のつくば山のふもとにある「やさと農場」に
2010年、ツリーハウスを建設しました。
2011年、そのツリーハウスの横に、今度は縄文ハウスを
建てることになりました。


●《縄文ハウスって!?》

縄文時代の竪穴式住居です。
ただし、古代を再現して考古学的展示する為に建てるのではありません。
そこで生活してみたいのです。
だから快適に住めるように、夏は涼しく冬は暖かく、水に電気に現代的生活のあれやこれ。
もじゃもじゃ筋骨隆々な縄文人だけが住めるようなシビアな竪穴式住居じゃない。
もやしだって、女性だって住める、快適なかわいい竪穴式住居です。

イメージ図
c0177665_1459361.jpg



●《テーマ》

1、『あるものでつくる』
その場所や地域にあるもの、もらえるもの、捨てられたもので造る。
生活の基本である衣食住の「住」は大金を出さないと得られないものなのか。
そんなことはないはず。モノがあふれる現代では特に、利用できるものが
ゴロゴロあるはず。

2、『手作り』
自分の手で、みんなの手で作り出すのは楽しい。
みんなイチから作りたい。
そして作るのは建築物だけじゃない。
水は井戸、電気は自家発電、火は薪。
生活が自給。


●【今後の予定】
5月14日~15日:屋根の骨組み作り
6月18日~19日:わら葺き
7月23日~24日:ロケットストーブ作り

*今回のイベントでは、縄文ハウスの屋根の骨組み部分を作ります。

興味のある方は、是非ご参加お待ちしています。

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◎◎ 第4回イベント 募集要綱 ◎◎
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「縄文ハウス」を造ろう!

■日時:2011年5月14日(土)~15日(日)
 14日昼12:30に農場集合、15日夕方に解散予定
 (上野9:49発、石岡11:29着の電車、11:53石岡駅発のバスに乗る)

※農場がはじめての方は朝上野駅に集合し、その後、みんなで農場に向かいます。
 詳細は参加フォーム入力後に、こちらからご案内いたします。
※日帰り参加もOKですが、全日程参加をお勧めします♪

■開催場所:暮らしの実験室やさと農場 (常磐線石岡駅~バス20分程)
〒315-0116茨城県石岡市柿岡1297-1 Tel: 0299-43-6769
アクセス: http://yasatofarm.exblog.jp/i7/

■イベント内容
・縄文ハウスの屋根の骨組み作り

■募集人員: 先着20名

■参加費:
・イベント参加費2000円
・宿泊、食費別途 (宿泊:3000円、食費:1回500円)
・その他、希望者は温泉代(500円)、お酒代(好きなだけ)別途
※学生と子供は宿泊費が半額になります。

■申し込み:
こちらから申し込んでください。
http://my.formman.com/form/pc/xEgvFNwDHuYiwhJi/
携帯からだと送信できないことがあるので、できるだけパソコンから
送信してください。

■募集締め切り5月8日(日)
・募集定員になりましたら、早めに締め切りさせて頂きます
・キャンセルについて
 5月12日(木)までキャンセル料は発生しません。
 13日以降のキャンセル料は一律2000円です。(日帰りの人は1000円)

■持ち物
・作業着(建設作業ですので肌が出ない服装)
・着替え(屋外で活動すので防虫対策に長袖をわすれずに!)
・軍手、帽子、動きやすい靴


■福島原発の事故を受けて・・・
【やさと農場付近の放射線数値について】  ※農場よりご案内です。
現在、福島原子力発電所の事故の影響で放射能汚染が心配されています。
暮らしの実験室やさと農場では、空気中の放射線の数値も、野菜などの生産物へ
の汚染も現時点では、問題ないと考えています。(出荷も継続しています)

近隣の測定値を参考にしてください。
 ・つくば http://rcwww.kek.jp/norm/ 
 ・水戸 http://atmc.jp/?n=8

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今回の村長・副村長を紹介します。

【村長】
小埜洋平 (カンヌシ)
mixiネームは「よぺー」
大学を中退して、自給自足の生活を目指す
1990年生まれ 神奈川県在住
2009年 早稲田大学創造理工学部建築学科 入学
2010年 「やかましツリーハウスプロジェクト」 第一章に参加
2011年 大学中退、やさと農場に移住


【副村長】
志岐孝行 (シキエモン)
mixiネームは「ぽんくる」
車にいろいろ道具を積んでるドラエモンみたいな会社員(自動車製造業)。
「助けてシキエモ~ン!」と叫べばたいていのものは出てくるかも?
1976年生まれ 長崎育ち 茨城県在住
2010年 「やかましツリーハウスプロジェクト」 第一章に参加

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村長:カンヌシより一言
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竪穴式住居と言ったら屋根。
屋根なのか竪穴式住居なのかと言えるほどに、

今回のイベントは縄文ハウスのキモであって全てでもあります。
できるだけ多くの人と、ほのぼの楽しく新緑に癒されながら
ジョウモダニックしたいと思っています。
※縄文っぽくかつモダンに暮らすという意味の造語らしいです。

縄文ハウスを作る過程をブログに書いています。
是非読んでみてください。
http://mokutengu.seesaa.net/

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★やさと農場とは?(茨城県石岡市)

「暮らしの実験室」が運営する無農薬・有機栽培の
循環型農業を実践する農場。
「いたるところにfarmを。いたるところをfarmに。」を旗印に、
鶏、豚、アヒル、ヤギ、犬、猫と人が住まう、
自然と人、家畜と人、人と人が対等に向き合う空間。

http://yasatofarm.exblog.jp/

★やかまし村とは?

2008年5月にスタートした「やかまし村」イベントは、
都市の若者が、土や生き物に触れて、癒され、心と身体を解放する
イベントを継続して開催してきました。
そこで出会った仲間たちが、東京でシェアハウスをはじめ
農場の野菜をみんなで食べたり、手づくりレストランなどの
イベントを開催して都市で生活している人たちに、
新たな暮らしのきっかけ作りをしています。


★やかまし村建設プロジェクトとは?

去年、やさと農場でツリーハウスをつくり、手作り建設の楽しさに
味を占めた人たちが、もっと多くの人を巻き込んで、やさと農場内
にさまざま建築物を作っていこうとしているプロジェクトです。


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■問い合わせ
暮らしの実験室やさと農場 事務局
【TEL/FAX】0299-43-6769 (日中は農作業で電話に出られないことがあります)
【E-MAIL】kurashilabo@gmail.com

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by kurashilabo | 2011-04-25 18:46 | お知らせ(告知) | Comments(0)

やさと音楽祭やります 5月4日(水)

こんな時だから、歌おう。

どんな時だって、歌がある。

「あ な た が 泣 い て 悲 し み は も う す ん だ。」

■日時:5月4日(水/祝)14時~17時
■場所:暮らしの実験室やさと農場
    石岡市柿岡1297(旧やさと給食センター横)
■入場料:500円+投げ銭(義捐金)

<出演>
歌いたい人誰でも(歌いたい人はご一報ください)

ゲストアーティスト:
 シガレットシーワズ http://folnender.exblog.jp/

■問い合わせ
 kurashilabo@gmail.com(茨木)
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by kurashilabo | 2011-04-25 18:24 | お知らせ(告知) | Comments(0)

ふみきコラム 311以後③

どの週刊誌も震災特集を組んでいるなかで、一番印象深かったのは臨時復刊した「フォーカス」である。「これは」という写真も沢山あったが、かっての突撃取材の精神を発揮したのだろうか、フクシマ第一の半径20km以内の残留組を取材していてそれがよかった。

退避の説得を拒んで残った人たち、それぞれの弁(みな高齢者だが)。
「丁度あの時はお彼岸前だったんだよねぇ。うちのお店は130年も140年も続いていてご先祖様が大勢いて、位牌がいっぱいある。毎日焼香しないといけないでしょう。これまでご先祖様のお陰でやってこれたからねぇ…。放射能よりご先祖様だねぇ…。」
「…(退避すると)毎晩5時半くらいからの晩酌ができなくなっと嫌だなと思ってたんだけど…(説得に来た)副議長さんに“焼酎あるか”って聞いたら…(ここには)米も味噌も野菜もあるし、お水もキレイだし…息子も“俺はこの家からあの世に行くんだ”と答えたらわかってくれたみたいだな。」
「…うちには猫が5匹、犬が1匹います。この面倒は誰がみるの?(じいちゃんは難病で薬飲んでいるんで避難所に連れていった。それで安心だけど)犬猫はそうはいかない。で、近所の犬や猫の面倒もみてるし、おじの家の子牛の世話もしているんだ…。」

そう語る人の写真をながめていると、つい「ホントにそうだよなぁ」と合槌を打ちたくなる。ホッとする。暮らしというのはそういうものではなかろうか。それぞれに失うことのできない大事なものがあり、放射能がどうあれその価値と共にいるという選択。避難して得る「安全」と、失うものの大きさを比べれば彼らの選択はきわめて妥当なものだ(と私は思う)。

人は独立した個としてそこに実在している訳ではない。肉体に於いても、自己としても。その家屋敷・土・動物や植物・風景・ご先祖・伝統・諸々の人間関係・・・そうしたトータルな関係、その結び目に個は現象してくるにすぎない。そのような「場所」から引きはがせば、個は解体するかもしれないと、もう少し怖れてみてもいいのではあるまいか。とりわけ田舎に住む人は、とりわけ高齢者は。津波で何から何まで失って、やむなくする避難と、原発20k圏からの避難は全く違う。原発避難の場合は何もかも全てあるのである。そこからの避難は「するか、しないか」という選択が可能である。居残るリスクと避難しての損失をはかりにかけることができる。新聞報道によれば新法を作って20k圏は封鎖するのだという。

新しい法律ができると居残る人を強制的に退去させることができるようになるらしい。これは許しがたい人権侵害である。避難区域を定め、避難を勧めるというのは行政の仕事である。しかし「する・しない」という最終判断は個々が深く思いをめぐらして決めることである。行政はそこまで介入してはならない。放射能など、言ってみればたかが放射能にすぎないのだから。S
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by kurashilabo | 2011-04-23 19:50 | 鈴木ふみきのコラム | Comments(0)

やさとにカフェ

昨年から「農場付近にコミュニティーカフェ作りたいね」と、また夢のような話をしているのですが、一応総会資料にも紛れ込ませ、ともあれ毎週有志で集まって話をしています。

その流れで5月22日に『幸せの経済学』という映画の自主上映会をやることにしました。「グローバリゼーションではなく、ローカリゼーションを」というのがメインテーマなのですが、3.11以後ではむしろ『アレクセイと泉』や『ミツバチの羽音と地球の回転』、『10万年後の安全』など、より切迫したテーマを扱った映画の上映が盛んになっていて、「なぜ今この映画なのか」という問いに答えなくてはならなくなりました。

コミュニティーカフェとは、地元の食材を使った料理を提供し、地元の人が気軽に立ち寄っておしゃべりできる場所。より切迫した支援を必要としている場所もあるけど、僕たち(この地に住む人)にとっても、ここやさとで取れたお野菜を多少不安があっても、美味しいね、と食べ続けることがこの土地と未来を守る事になる。それができなければ僕たちがここで生活することはできないのだから、と思います。

イバ
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by kurashilabo | 2011-04-23 17:54 | 週報からの抜粋 | Comments(1)

<恒例>GWのやかまし村開催します!

毎年恒例、ゴールデンウィークに開催するやかましイベント。
今年は「やかまし音楽祭」と題して、農場で「食べる」「見る」「感じる」「触る」「聞く」、五感を全開にするようなプログラムを考えて準備を進めていました。

そんな矢先起こった3月11日の東日本大震災。
2万人を超える人が被災し、そして原発の事故。続く余震。
やさと農場も放射能の問題に大きく直面しながらも前進しようと頑張っています。

そんな中、音楽祭を実施していいのか?悩み、議論を重ねました。
そして私たちが出した結論。

「ただ音楽を楽しむだけじゃなくて、今回の震災で感じたこと、
  ライフラインの有難さ、放射能の影響、風評被害についてみんなで考え、
「人間本来の『生き方』『暮らし方』」も体感できるようなイベントにしよう」

電気のない中で音を奏でること。
暗闇の中キャンドルの灯で仲間と歌ったり語り合うこと。
山のふもとにとびきりおいしい水を汲みにいくこと。
農場の状況を理解しながら野菜を味わうこと。
近所の農家さんと話をして、どんな思いでいるか理解すること。
今私たちに何ができるのか考えること。

みんなで作る音楽祭、楽しみながらも自分の生き方・暮らし方について考えるきっかけになれば嬉しいです♪

村長 ちぃ  
副村長 いいしぴょん

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  やかまし音楽祭2011
  ~震災を通じて私たちが感じたこと~
◎●◎●◎●◎●◎●◎●◎●◎●◎●◎●◎●◎●

【日時】  5月3日(火)9:30 上野駅改札前集合
     ~5月5日(木)19:00頃 上野駅到着予定

【場所】 やかまし村(暮らしの実験室やさと農場)
      ※茨城県石岡市(常磐線石岡駅~バス20分程度)

【参加人数】20名

【参加費】(当日集金なのでおつりの内容にお願いします)
●全日程参加:13,000円(交通費別途)
           (宿泊2泊、食事代、企画経費込み)
●音楽祭当日(5月4日)のみ参加:
   ・音楽祭入場料:500円+投げ銭
    ※近隣有機農家割引:200円+投げ銭
    ※投げ銭は義捐金として寄付させていただきます
    ※昼食を希望する方は追加で500円かかります(要予約)

【予定内容】
(1)素敵なミュージシャンによるアコースティックライブ♪
(2)電気やガスを使わない、「自然120%の暮らし」を体験しよう
(3)大震災を受けて私たちが変わったこと、私たちにできることについてみんな
で考えよう!
(4)みんなで歌って踊って音楽作ろう!

【予定スケジュール】
<<1日目:準備・前夜祭>>
  ●やさと農場プチツアー
  ●ステージの準備
  ●新月の晩、森の中から響く音楽を味わおう

<<2日目:本番>>
  ●シガレットシーワズによる素敵なライブ!
  ●みんなで音楽を作ろう!歌って踊って大騒ぎ♪
  ●月明かりの中で、震災を受けて感じたことを語らおう

<<3日目:祭りの余韻>>
  ●ゆるりと農場を楽しむ
  ●ありのままの「暮らし」体験

【招待アーティスト】
・シガレットシーワズ
 映画音楽の製作をきっかけに、かわばたてるゆきを中心に結成された
 スピリチュアルな音楽集団。
 景色が広がるメロディと、独自なサウンドで、音楽を共に楽しむ気持ちよさを
 知れるジャムバンド。
 やさと農場の風景と奇跡のベストマッチなバンドです。
  http://cigaretteshewas.com/
  http://www.youtube.com/watch?v=NMQC9bNd5yM&feature=related
  その他、自然に囲まれた農場で演奏したいミュージシャンの参加大歓迎です★

【申込方法】
以下のURLから申し込み下さい。(携帯からの申込も可能です♪)
  →http://www.noisyvillage.org/resist
  ※1日だけの参加も大歓迎です。
  (このURLから申込みをいただいた方に、持ち物や詳細の
  ご案内を当日までに、お送りさせていただきます)
  ※開催予定日2日前から一部キャンセル料が発生しますのでご留意ください
  (全日3日参加⇒3000円、2日参加⇒2000円、1日参加⇒1000円)

【やさと農場付近の放射線数値について】
冒頭にもありましたが、度重なる余震や原発の事故でやさと地域にも影響が出ています。
放射能についても心配されていますが、暮らしの実験室やさと農場では、
現時点では人体にも野菜にも大きな影響はないレベルと判断しております。
近隣の測定値を参考にしてください。
 ・つくば http://www.aist.go.jp/taisaku/ja/measurement/index.html
 ・水戸 http://atmc.jp/?n=8
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by kurashilabo | 2011-04-21 13:39 | お知らせ(告知) | Comments(0)

水稲部、改め、稲サークルina-circle はじめます!

やさと農場の稲作は毎年、多くの仲間と一緒に行っています。
自分で育てたお米を食べたい!
土にふれて、自然を満喫したい!
気の合う仲間と出会いたい!

そんな方の参加お待ちしています^^

★田植えは5月7、8日です!


《稲サークルina-circle》
■イナサーのコンセプト
自然の中で土や命に触れてお米を作りながら心も身体もより健康になろう♪
部員募集中!

■募集要項
・活動場所 やさと農場の田んぼ(茨城県石岡市)
・部費 5,000円(育てたお米7kgが付きます。)
・募集人数 20名
・持ち物 汚れてよい服装、タオルなど
・申し込み方法 下記のフォームからお申し込みください

※入部はせず、田植えだけ参加することもできます。
 農体験費用、宿泊費用、食費など実費がかかります。
 宿泊費 3000円、日帰り農体験費 1500円、1食 500円
※田植え参加締め切り 5月1日(日)

【申込みURL】
http://my.formman.com/form/pc/ladV6VZPoSCbBoAI/
※田植えのみ参加の方もご記入ください

■5/7-8の田植えについて
★集合時間:午前11時
★集合場所:暮らしの実験室やさと農場(茨城県石岡市)
※電車で来る方は以下の時刻をご参照ください。
 JR常磐線 8:10上野発 9:58石岡駅着
 関鉄グリーンバス② 10:05石岡駅発 10:30柿岡着
※農場に到着後、汚れてよい服装に着替えて田んぼに移動します。
 田んぼまでは公共バスを使います(バス代はご負担ください)
※震災の影響でダイヤが変則的になっていますので、前日に
 JR常磐線と関鉄グリーンバスのサイトで時刻をご確認ください。
http://www.jreast-timetable.jp/cgi-bin/st_search.cgi?rosen=34&token=&50on=
http://www.kantetsu.co.jp/green-bus/news/news/revise_green20110401.pdf
※バス停から農場までのアクセスは添付の資料をご覧ください

■イナサー年間スケジュール
5/7-8 田植え
5/28-29 除草
6/11-12 除草
7/16-17 蛍見の会
9/10-11 夏の合宿
10/15-16 稲刈り

*ほとんどの作業は土曜午後~日曜午前中の予定です。
*宿泊をされる場合は宿泊費と食費の実費負担お願いします。
*作業日は稲の生長によって変わる事があります。その際はご了承ください。

■施設案内
やさと農場には宿泊農体験ができる宿泊施設があります。
希望者は前日から宿泊する事も可能です。(1泊3000円 1食500円)


田植えに向けてただいま準備中

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稲の苗を育てる場所を整えています


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4月15日の稲の様子


■連絡先
Organic farm暮らしの実験室
茨城県石岡市柿岡1297
Tel&fax.:0299-43-6769
Mail:kurashilabo@gmail.com
http://homepage.mac.com/kurashilabo
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by kurashilabo | 2011-04-19 09:14 | レポート(報告) | Comments(0)

ふみきコラム 311以後②

フクシマでは更にひろがりそうな強制退避区域の他にも作付禁止区域が指定されるのだという。それはどういうことなのだろう?豊かな土があり、雨が降り、春が来て草花は日に日に緑を深め花を咲かせているのに種を播いてはいけないという。それって何なんだ。

種を播き、その実りを食すというのは約一万年前の新石器革命以来、人間が言葉をもっているのと同じ位深く、人間を人間たらしめてきた原初の行為だ。それを禁止するのだという。いやそんなことよりも、その恵みを食す事ができない土地は、そもそも人間が住むに値するのだろうか。誰もそのような土地で子を産み育てようとはしない。作付けを禁止するとはその土地は捨てよというに等しい。

そしてフクシマ第一の現状と放射能の蓄積を考えれば、「それは今年だけ」なんて楽観論はたぶん誰も言えない。行政も、また情けないことに当の農業者も「補償を」などと言っている。しかしこれは補償などというレベルの話ではない。その土地と、その土地に蓄積されてきた歴史がまるごと見捨てられるということである。

またたとえその禁止区域に入らなくてもその周辺の野菜や米や牛乳など誰もあえて買おうとはしない。それは仕方ないし当然のことだ。それを見越して作付けしない人も沢山でるだろう(米など他産地のものと混ぜればわからないが。また作付しなければ補償もされないはずだからアリバイ的に作付けする人も多いだろう。情けないけどそれもまた当然だ)稔りはあっても誰も買わない食さないというのは、社会的な作付禁止といえるだろう。

放射能汚染に関しては消費者は難しい選択を迫られることになる、と私は思う。規制値以下でも食べないというのは消費者として決して間違ってはいない。何度も言うように規制値というのは「このくらいはあきらめよう」ということであって、それ以下なら安全などというものではないのだから。

しかし、もし大多数の人がそう考えて行動すれば、福島だけでなく茨城や千葉や群馬や栃木や宮城など広大な産地の農作物はみなアウトであって、それは社会的作付禁止として、「そこはすでに人の住むに値しない土地である」と宣告することになる。(むろん実際は人は住み続けるだろうが)その行為の意味するところはそういうことである。その広大な土地を消費者として見捨てることになる。

そしてその莫大な社会的損失は当の消費者も今後背負っていかねばならない。この列島に居住している以上それから逃れられない。個人としてはささやかな安全と安心を手に入れるかもしれないが、実は当の本人もその未来に於いて計り知れない損失を負うことになる。放射能汚染にあっては単純に消費者の立場などないのである。そこが農薬による汚染と全く違うところだ。「規制値以下ならがまんして食べよう」という常識的な判断をしたとして、それでもフクシマ第一の現状を考えれば福島県の半分くらいはおそらく見捨てることになる。その社会的損失はやはり背負わなければならない。

「規制値なんて何倍も越えたって俺は食うぜ、50ミリシーベルト位平気だぜ」とヤセ我慢してはじめて見捨てる土地を半径30kmと飯館村や南相馬市くらいに限定することができる。しかしそれでも社会的損失は甚大なものとなる。気の滅入る話だがそれが現実のようであり、消費者はその覚悟をしなければならない。「農薬のかかったものは食べない」というのとは話が違うのである。(農薬の場合は「農薬を使うのをやめる」という選択を農業者はすることができた。しかし放射能はそれができない。)3.11以後、放射能時代とはそういうことである。S
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by kurashilabo | 2011-04-16 22:18 | 鈴木ふみきのコラム | Comments(0)

支援者でありながら被害者でもあるという状況

2週程前、茨城有機農研のメンバーで集まり、被災地支援について話し合いました。そこで当面、毎週末、農作物を持ち寄って、行ける人で南相馬市に(在宅避難している人に)届けにいく事を決めました。農場からは卵を出していて、機会があれば自分も行きたいと思っています。

放射能の被害は原発から不規則ながら同心円状に広がり、東京をも含んでいます。被害の状況はその中のどの地点にいるかで全く様子が異なります。やさとは住居もあるし、スタッフもみな生活できていますが、農を営む点ではじわじわと迫りくる大きな深手を負ったと思います。

自分たちは支援者でありながら被害者でもある、という状況が東北関東全域に当てはまります。
「出来る範囲でいいから持ち寄って届けよう」と声かけ合う強い気持ちと、「ここで有機農業を続けられるのか。その意味があるのか」という現実的な不安とが織り交ぜになって、それでも立っている。いや、立たせてもらっている、のだと思います。

僕たちが物資を届けるのと同じように、僕たちの野菜や卵を食べてくれる人たちがいてくれる。
だから立っていられる。

自分たちが受け、もらったものを、同じように出し、届けていく。
ここにいる限り、受けるものと届けるもの、そのバランスが崩れてはいけないのだと思います。

イバ
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by kurashilabo | 2011-04-16 19:27 | 週報からの抜粋 | Comments(0)